【日本ハム】新庄剛志ビッグボスが臨時コーチの室伏広治氏に期待「ボールが潰れ始めるんじゃないかな」
- スポーツ
- 2022年2月24日
日本ハムのビッグボス、新庄剛志監督(50)が24日、スポーツ庁の室伏広治長官(47)を臨時コーチとして沖縄・名護市のキャンプ地に迎えた。
新庄監督は室伏氏とともに球場入りすると「室伏さんです! 今日はうちの選手の、バッティングでいう爆発力のトレーニングと、ピッチャーでいう瞬発系のトレーニングを見ていただく。さっきも話をしていたんですけど、それは言えない。あしたから、ボールが潰れ始めるんじゃないかな」と笑いながら期待。室伏氏は「お役に立てるか分かりませんけど、精一杯やらさせていただきます」とあいさつした。
臨時コーチ就任を要請していた新庄監督も大きな期待を寄せている。日本人離れした肉体を持ち、オリックス・吉田正尚外野手らとも自主トレをした経験を持つ室伏氏の指導に、新庄監督も23日には「選手に教えてほしいんだけど、俺が興味ある。元々身体能力が高い方だと思うんだけど、それプラス努力あって、パフォーマンスを一気に『ボーン!』って出せる、そのテクニックを聞きたい」と興奮気味に話していた。
今キャンプでは、同じように臨時コーチとして、タレントの武井壮が2、3日に走りのスペシャリストとして指導し、元阪神・赤星憲広氏は7日に走塁技術などを伝授。他にも取材などで球場に姿を見せた藤川球児氏、前田智徳氏、谷繁元信氏らにも助言を求めて、選手にアドバイスを送ることもあった。
室伏氏は、ハンマー投げで3度五輪に出場(1980年モスクワ大会は代表選出も日本がボイコット)した重信氏を父に持ち、自身も95年から日本選手権同種目20連覇を達成。五輪は2000年シドニーから4大会連続出場し、04年アテネ金、12年ロンドン銅メダルに輝いた。100メートル走は10秒台、握力120キロ以上、野球未経験ながらプロ野球の始球式で131キロを計測するなど、ずば抜けた身体能力を誇った。
さらに、現役中から中京大大学院体育学部体育学科で研究も続け、体育学研究科博士課程修了し、東京医科歯科大学特任教授も務めた。16年に現役引退し、東京五輪・パラリンピック組織委員会スポーツディレクターのほか、東京医科歯科大スポーツサイエンス長などの要職にも就いた。
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