【ベルリン時事】ドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領は25日、ベルリンで会談した。両首脳は会談前に記者会見し、ロシアがウクライナに侵攻すれば「非常に高い代償」(マクロン氏)を支払うと警告した。一方で、緊張緩和のため対話の努力を続ける方針も強調した。

また、マクロン氏は28日にロシアのプーチン大統領と電話会談を行うことを明らかにした。これに先立つ26日には、2014年のウクライナ紛争を機に始まった「ノルマンディー・フォーマット」と呼ばれる仏独とロシア、ウクライナの4カ国による高官協議が開かれる。

ショルツ氏も、ロシアに「緊張緩和のための明確な行動」を取るよう求めた。ただ、ウクライナや、一部欧州諸国が求めているドイツ製武器のウクライナへの供与は行わないと改めて明言した。