東広島市贈収賄事件 収賄の市職員を懲戒免職
東広島市は道路管理工事をめぐる贈収賄事件で、先月収賄の疑いで逮捕されその後起訴された東広島市の職員を、29日懲戒免職にしました。
懲戒免職となったのは東広島市建設部維持課主査の平岡尚之被告(47)です。 平岡被告は東広島市が発注した昨年度の道路管理工事を巡り、維持管理業務の受注業者側に東広島市志和町の土木工事会社「誠華」が下請けに入るように働きかけ、今年4月、東広島市内の路上で、誠華の元社長岩岡芳晃被告(44)から見返りとして50万円を受け取ったとして今月18日、収賄の罪で広島地検に起訴されました。
東広島市は起訴後、平岡被告を休職の分限処分にしていましたが、市民の信用を大きく失墜させたとして29日、懲戒免職にしました。
また市は監督責任として建設部の部長を戒告処分、維持課長を文書訓告処分、維持課安芸津維持分室長を戒告処分にしました。 高垣広徳市長は「市民への信頼を著しく損なったことを厳粛に受け止め、今後、このような信用失墜行為が起きることがないよう信頼回復に向け職員一丸となって全力で取り組んでまいります」とコメントしています。
贈賄側の「誠華」について県は今月20日から3カ月間、東広島市は今月8日から来年6月まで8カ月間、発注工事の指名停止にしています。
コメントする