衆院選、自民大物OBが後輩の足を引っ張る
- 政治・経済
- 2021年10月30日
自民党では国会議員を引退した大物OBの言動に反発が広がっている。衆院大阪10区では、山崎拓元副総裁が自民前職の大隈和英氏と争う立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説を行ったことなどに批判が相次いだ。
自民の山田宏参院議員はツイッターで「言語道断。党重鎮のこのような行為に頰被りをすれば、党の結束はない」と書き込み速やかな処分を求めた。有村治子元少子化担当相もツイッターで「政党政治の信頼を揺るがす断固許されない反党行為です」とした。
山崎氏は27日、大阪府高槻市での演説で、選挙区は辻元氏、比例代表は自民党を支持する考えを明らかにし、党府連は28日、山崎氏の除名処分を求める上申書を党本部に提出した。同区には日本維新の会の新人、池下卓氏も出馬している。
また福田康夫元首相は27日の講演で、安倍晋三元首相が主導した日米など4カ国(クアッド)の枠組みについて「『中国包囲網』という注釈がよくない。政治が国民の感情対立を招くのはよくない」などと述べた。安倍氏に近い若手は「親中派の福田氏がまた言っている、という感じだ」と突き放した。
産経新聞より転用
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