盛岡東署は10日、盛岡市教育委員会職員の畠山俊明容疑者(57)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。逮捕容疑は同市新庄町の市道で酒を飲んだ状態で車を運転したとされる。容疑を認めているという。

同署によると、同日午前2時半ごろ、市内中心部で蛇行運転していた車をパトロール中の警察官が発見し、職務質問しようとしたところ車が逃走。パトカーが約2キロ追跡し、盛岡天満宮付近で横転している畠山容疑者の車を発見した。呼気検査で畠山容疑者からは基準値を超えるアルコールが検出された。

盛岡市は10日に会見し、畠山容疑者が市教委歴史文化課主幹兼課長補佐だと明らかにした。県独自の緊急事態宣言の発令中で、市は職員に会食の自粛を呼び掛けていた。

千葉仁一・教育長は「コロナ下で市民に不要不急の外出の自粛をお願いしている中で発生したもので、極めて遺憾。再発防止対策に全力で取り組む」と話した。市は今後、本人と面会して事実関係を確認し、処分を決める。

今年度の市教委職員の逮捕事案は6月の傷害事件に続き、2件目。

毎日新聞より転用