個人情報書かれたコロナ発生届、保健所の窓から飛散し1枚不明 千葉・船橋
千葉県船橋市保健所は8日、新型コロナウイルス感染者の氏名や症状などの個人情報が書かれた新型コロナ発生届の紙が窓から屋外に吹き飛ばされ、1枚が未発見になっていると発表した。窓は、新型コロナ対策の換気のために開けられていたという。
同保健所によると6日午前9時ごろ、保健所2階の新型コロナ感染症対策本部の窓際に置かれていた、医療機関から提出された発生届24枚が、吹き込んだ風にあおられて屋外に飛ばされた。職員が拾い集めたが1枚が見つからなかった。
発生届はA4判で、1枚につき感染者1人の氏名、性別、生年月日、年齢、電話番号と、コロナ関連では症状、診断方法、初診年月日、診断年月日が書かれてあった。保健所は県警船橋署に紛失届を出したという。
今のところ情報の悪用や流出は、確認されていない。保健所によると、発生届は届け出日ごとにつづりひもで束ね、保存箱に入れているが、仕分けのため窓際に仮置きしてしまったのが原因としている。今後は「紙」に頼らない管理方式を考えていくという。
産経新聞より転用
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