保健所が健康観察1度もせず、自宅療養の50代死亡…「連絡とれない」と知人の情報で判明
埼玉県は6日、新型コロナウイルスに感染した50歳代の男性が自宅療養中、保健所による健康観察が一度も行われないまま亡くなったと発表した。
県によると、男性は8月18日に陽性が判明し、20日から春日部保健所が健康観察をすることになっていた。9月3日に男性の知人から「連絡がとれない」と情報が寄せられ、自宅で死亡しているのが見つかった。
同保健所は感染者情報の一元管理システム「HER―SYS(ハーシス)」のデータを基に自宅療養者の健康観察をしているが、担当の保健師に伝わらず、対象と認識されていなかったという。県は「二度と起きないよう対策を講じる」としている。
一方、名古屋市も6日、感染した30歳代男性が自宅療養中に死亡したと発表した。男性は一人暮らしで、市の保健センターが2日に電話したのを最後に連絡がつかなくなり、5日夕、自宅で死亡しているのが見つかった。
読売新聞より転用
コメントする