教諭が感染報告せずに出勤し授業、小学校が臨時休校…児童33人らにPCR検査
兵庫県尼崎市教育委員会は1日、市立小学校の教諭が新型コロナウイルスに感染したことを報告せずに出勤し、担任するクラスで授業を行っていたと発表した。授業があったのは8月30日で、市教委はこの小学校を翌31日から9月3日まで臨時休校とした。
発表によると、教諭は8月25日に発熱などの症状があり、受診した医療機関での抗原検査で陽性と判明。本来なら学校に報告し、少なくとも発症から10日間、自宅などで療養する必要があったが、学校に検査結果を伝えずに始業式があった30日から出勤し、4時間目まで教室で授業を行った。
同日夕、管轄の保健所から市教委に「教諭と連絡がつかない」と連絡が入って発覚。教諭は学校の聞き取りに対し、「体調が改善したので自らの判断で出勤した」と話しているという。
市教委ではクラスの児童33人らを対象にPCR検査を実施する。教諭は出勤時にマスクを着用しており、保健所は校内に濃厚接触者に該当する教職員や児童はいないと判断しているという。
市教委は「感染対策をないがしろにした問題行動で、事実関係を確認したうえで厳正に対処する」としている。
読売新聞より転用
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