卓球女子日本代表の馬場美香監督(56)が9月末で退任することが11日、分かった。関係者によると、東京五輪の全日程を終え、日本協会に報告した。五輪では伊藤美誠、石川佳純、平野美宇で臨んだ団体で初戦から準決勝まで3試合連続の3―0勝利。決勝では中国に敗れたが、2大会ぶりの銀メダルへ導いた。

馬場監督は現役時代に全日本選手権を7度制し、88年ソウル五輪女子ダブルスで4位に入った。監督にはリオ五輪後の16年9月に就任。「打倒・中国」を目標に掲げ、映像分析の活用など手腕を発揮し、団体戦で17、19年アジア選手権銀、18年世界選手権銀メダル。W杯団体戦も18年から2年連続で2位と好成績を収めた。

男子の倉嶋洋介監督(45)も9年間の任期満了で退任の意向を伝えている。日本協会では24年パリ五輪を見据え、日本代表監督推薦プロジェクトメンバー7人を中心に議論し、9月にも新監督を決定する意向。