競輪担当時、車券を購入 松戸市職員が罰金刑
競輪に関わる公務員でありながら車券を購入したとして、松戸市環境部参事監の男性職員(57)が自転車競技法違反の罪で略式起訴され、松戸簡裁から罰金10万円の略式命令を受けていたことが6日、市への取材で分かった。市は同日、男性職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、男性職員は松戸競輪場を運営する市公営競技担当責任者の経済振興部参事監だった2019年7月、出張先の別府競輪場(大分県)で600円分の車券を購入した。男性職員は同法違反容疑で書類送検され、地検松戸支部が略式起訴。今年7月30日に松戸簡裁から罰金刑を受け納付した。松戸市には20年8月に大分県警から電話連絡があった。
男性職員は1人で車券を購入。「知り合いの職員がいて、少しでも売り上げに貢献したかった。気の緩みがあった」と反省しているという。出張は競輪を開催する自治体職員間の情報交換が主な目的で、松戸市からは男性職員1人が参加した。
別府競輪での公務員の車券購入を巡っては、東京十一市競輪事業組合や愛知県豊橋市、富山市が職員を処分している。
千葉日報より転用
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