NYで史上2人目の黒人市長誕生へ アダムズ氏、予備選勝利宣言
- 国際
- 2021年7月7日
米ニューヨーク市長選に向けた民主党予備選は6日、未集計だった不在者投票の大半が開票され、元警察官のブルックリン区長、エリック・アダムズ氏(60)が前市衛生局長、キャスリン・ガルシア氏(51)らを降し、勝利を確実にした。AP通信が伝えた。ニューヨーク市は民主党の牙城で、予備選を制したアダムズ氏が11月の本選も制する可能性が高い。当選すれば、同市で史上2人目の黒人市長が誕生する。
今回の予備選では、有権者が上位5候補まで順位を付けて投票する「優先順位付き投票」方式を導入。暫定集計では、中道のアダムズ氏のほか、同じく中道のガルシア氏、左派の元市長顧問、マヤ・ワイリー氏(57)の3人の争いに絞られていた。
市選管の6日の発表によると、アダムズ氏の得票率は50・5%、ガルシア氏は49・5%で1ポイントの僅差だったが、アダムズ氏は同日夜、「未集計の票がわずかにあるが、結果は明らかだ」と勝利を宣言する声明を出した。【ニューヨーク隅俊之】
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