危険運転致死容疑の自衛官 自衛隊は処分未定
先月21日、鹿児島市の国道3号で起きた死亡事故。7日、飲酒運転をしていた自衛官の男が危険運転致死の疑いで逮捕された。所属する陸上自衛隊川内駐屯地では、容疑者の処分について未定としている。 危険運転致死の疑いで7日逮捕されたのは、陸上自衛隊川内駐屯地の自衛官、南川悟大容疑者(22)。警察によると、南川容疑者は先月21日、鹿児島市草牟田の国道3号で酒を飲んだ状態で正常な運転が困難であるにも関わらず普通乗用車を運転。進路前方で右折しようとしていた軽乗用車に衝突し運転していた鹿児島市唐湊の自営業武竜一朗さん(47)を死亡させた疑いが持たれている。事故の前、天文館周辺で知人と酒を飲んでいたという南川容疑者。警察の調べに対し、事故について「よく覚えていない」と供述しているという。 事故で亡くなった武さんは当時、新聞配達中でコンビニに右折して入ろうとしていた。関係者によると、事故当時の現場を映したドライブレコーダには、南川容疑者の車が道路を逆走し右折しようとする武さんの運転する車と衝突する瞬間が映っていたという。 南川容疑者が所属する第8施設大隊の佐藤裕一大隊長は「自衛官として信頼を裏切る行為を行ったことは誠に遺憾。関係諸規則に照らし対処する」とコメントしている。処分については未定だという。
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