名古屋市消防局の幹部を覚醒剤所持容疑で逮捕 同局「市民に心よりおわび」
愛知県警は8日、名古屋市消防局総務部主幹、岩崎安伸容疑者(59)=同県長久手市東原山=を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕したと発表した。岩崎容疑者の階級は消防司令長で、企画広報を担当している。
逮捕容疑は7日午後7時55分ごろ、自宅駐車場の車内で覚醒剤若干量を所持したとしている。容疑を認めているという。
県警によると、岩崎容疑者に関する薬物情報があり、内偵捜査を進めていた。7日に別の同法違反容疑で家宅捜索し、車の中から覚醒剤入りの袋を発見。車や自宅などから注射器やストロー、携帯電話など約30点を押収した。県警は8日、名古屋市中区の市消防局総務課を家宅捜索した。
市消防局は8日、記者会見し「市民に心よりおわび申し上げる」と謝罪した。岩崎容疑者は1986年入局。2018年に消防司令長となり、他部署や他自治体の消防本部などとの「総合調整役」として、重要事項を決める立場にあったとされる。「上からも下からも人望が厚かった」といい、消防局では幹部を集めて再発防止策を協議した。同市では昨年8月にも区役所職員ら2人が覚醒剤使用の疑いで逮捕されている。
毎日新聞より転用
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