【巨人】菅野智之「希望持って」闘病中の子供たちへサプライズプレゼント
- スポーツ
- 2020年12月25日
巨人の菅野智之投手(31)が24日、神奈川・伊勢原市内の東海大医学部付属病院、院内学級にクリスマスプレゼントを贈った。毎年オフに同病院を訪れて入院中の子どもと交流しているが、今年はコロナ禍で中止。何かできることはないかと考え、サプライズプレゼントとビデオメッセージを届けた。「菅野サンタ」に子どもたちは大喜び。ポスティングでメジャー移籍の可能性があるエースは、来季のさらなる活躍を誓った。
会えなくても思いはしっかり届いた。菅野がクリスマスイブに合わせて、東海大医学部付属病院で闘病中の子どもたちにプレゼントを贈った。ユニホームや帽子が、サンタクロースの衣装で撮影したビデオメッセージとともにこの日、届けられた。エースは画面越しに優しく語りかけた。
「毎年、この時期に会えるのを楽しみにしていましたが、今年はコロナウイルスの影響で残念ながらみんなに会うことができなくなりました。でも、病気と闘っているみんなのことを思って、いつもマウンドに上がっています。僕も頑張るので、絶対、病気に負けず希望を持って克服してください。少しだけどクリスマスプレゼントを贈ります」
昨年まで6年続けて同病院を訪問。昨年は東海大の後輩の大城、中川と訪れ、長期入院を伴う病気と闘っている子どもたちが学ぶ院内学級のクリスマス会に参加した。コロナ禍の今年は訪問中止。そんな中「みんなが少しでも笑顔になってくれればうれしい」という「菅野サンタ」のサプライズ演出に、子どもたちは大喜びだったという。
「この病院に入院している子どもたちは日々痛くてつらい治療を受け、必死に病と闘っています。そんな子どもたちの苦しさに比べれば、僕らの苦しさは大したことではない。毎年、いつも笑顔で迎えてくれる子どもたちからは逆に元気や勇気をもらってきました」
日本介助犬協会への支援など、菅野は他にも様々な社会貢献活動を行う。後輩にもその意識が浸透し、グラウンド外での活動の輪が広がることを願っている。
「僕は入団1年目から内海さんを見てやってきました。野球だけでなく社会貢献活動をする姿を見て、自分もそういう選手になりたいなと。僕が背中で見せることで後輩たちが何か感じてくれたらいいなと思っていますし、若い選手もどんどん継承して、つなげていってほしいと思います」
ポスティングでメジャー移籍の可能性がある。代理人を通しての交渉期限は日本時間1月8日午前7時。コロナ禍で来季の米球界に不透明な部分が多いため、残留の可能性もある。
「どうなるか分からないですけど、移籍するにしても残るにしてもやるべきことは変わらないですし、来年子どもたちにいい報告ができるように頑張ります」
今季はMVP、最多勝、最高勝率のタイトルを獲得。病気と闘いながら応援してくれる子どもたちの思いも胸に秘め、さらなる飛躍を目指す。(片岡 優帆)
スポーツ報知より転用
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