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小島慶子が「エア離婚」発言で炎上 家族問題の専門家は“毒母”との関係を指摘


離婚するの? しないの?

婦人公論.jpは12月8日、元TBSアナウンサーで、エッセイスト、タレントの小島慶子(48)のインタビュー記事を掲載した。

***

タイトルは「小島慶子〈エア離婚〉を選んで2年『夫婦リセットか、続行か。いま心は揺れて』」というものだ。

この記事が現在、大変な話題になっている。炎上と言ってもいい。一体、どんな内容なのか、要約してご紹介しよう。

小島が日本とオーストラリアを往復するようになって、6年が経過したという。小島は日本で働き、長男と次男、そして家事と育児を担当する夫はパースに暮らしている。

だが、新型コロナウイルスの影響で、小島は今年1月からパースへ行けなくなってしまった。長男は高校を卒業し、中3の次男は彼女の身長を超えた。そして夫とは2年前から「エア離婚」の状態にある。

これは小島の造語で、次男が大学を卒業する4年後を視野に入れ、互いが離婚の準備をしている状態を指す。

小島は婦人公論.jpのインタビューで、夫を《彼はこれまでで最も私を苦しめた人》と振り返った。理由を述べた部分は、記事から直接、引用させていただく。

《長男が生まれた直後、「妻が子どもにかかりきりで構ってくれない」と拗ねて、歓楽街で女性をモノのように消費。それが原因で私は健康を害し、さらに不安障害を発症し、不安定な精神を抱えたまま、仕事と子育てに身を削りました》

エア離婚とは?

小島は長男が14歳、次男が10歳の時、パースで家族会議を開いた。《わが家ではもう性教育は一通り終えていて、女性の人権についても説明していました》という。

2人の息子に、父親の《愚行》と《両親の関係の危機》を、隠すことなく伝えた。小島は、子どもたちに《かなり酷なことをしたと思います》と振り返りながら、《父親の行為は女性蔑視》と伝えたかったとした。

もっとも2人の息子は、《それでもパパが好き。家族の形はこのままがいい》と言った。夫はうなだれて、《うまく言えないんだ》と口ごもった。小島は《深く絶望》し、離婚の準備を始めようと決めたという。

それから2年が経ち、夫はエア離婚に同意した。それでも小島は、《なぜあんな、女性をモノと見なすような行為ができたのか》と問い続けた。今年1月には家族でタスマニア島へ旅行に出たが、滞在時にもその話になった。

《夫は「まだ考えがまとまらないんだ」と逃げました。「16年も経つのに? 考える勇気がないんでしょう。そんな人は尊敬できない。お願いだから離婚して」と突きつけたら、彼はポロリと涙をこぼしました。胸が痛んだけど、なし崩しにしたくはありませんでした》

だが、ここ最近、夫に変化が生じているという。小島が送ったメールに、《自分は無知だった。自分の行為を正当化して、女性差別に加担していたことが、よくわかった。息子たちにも話す》という返信もあった。しかし、これで一気にエア離婚解消とはならない。

《もしも今、彼の弱さも含めて丸ごと愛してくれる女性が現れたなら、私は肩の荷を下ろせるだろうなという思いがあります。もちろん息子たちは、なんで両親は仲良くしてくれないんだよって、つらい思いをしていることでしょう。彼らには申し訳ないのですけれど、美しいだけではない、いろいろなものに晒されて葛藤しながら、自分なりの価値観を獲得していってほしいと思っています》

反発する世論

この記事が配信されると、SNSなどでは異論や批判が、多数、投稿された。Twitterから一部をご紹介しよう。

《本人の支配欲・マウント欲によるものなのが透けていて恐い。メンヘラの一種だろうねぇ》

《夫婦2人だけで決めた約束、ルールに留めておけばいいのに、子供を巻き込んで、マスコミに公表して、これが気持ち悪い》

《小島慶子、夫に対してずいぶん上から目線だな。離婚するしないの権限は自分にあるみたいな。子どもの気持ち置き去りって事、気づいてない自己中な人》(註:改行を省略した)

更に芸能界からも疑問の声が上がった。情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系列・平日・11:55)がエア離婚を取り上げ、スポーツ紙の電子版などが記事にした。こちらは見出しだけご紹介しよう。

◆薬丸裕英、小島慶子の“エア離婚”に苦言「お子さんたちがかわいそう」(サンスポ・コム:12月10日)

◆松嶋尚美、小島慶子が公表した“エア離婚”に「ややこしいから『別居』でいいんじゃないの?」(スポニチアネックス:12月10日)

戸惑う“愛読者”も

そもそも小島が文筆家として注目を集めた理由の1つに、自分の母親が“毒母”であると告白したことが挙げられる。AERA dotが13年12月に配信した「小島慶子が実母との確執語る『母が連絡してくるたびに熱を出していた』」から具体例をいくつかご紹介しよう。

◆幼稚園のころ、運動会の絵が先生に褒められても、「ママ、こんな髪形じゃないわ」と言われた。

◆友達のことを「あの子のお父さん、二流企業だからダメね」と馬鹿にされ、苛立った。

◆年の離れた姉が結婚すると、母の関心が自分に集中するのが怖くなって、拒食、過食、嘔吐などの摂食障害が発生した。それを母は知っていたのに、「吐きたくなるほど悩んでいるのか」と訊いてきたことはない。

◆アナウンサーになってからは出演番組の全てをチェックし、《「あの服は似合わない」「今日は目の下にくまがあった」とダメ出しの連続。発狂しそう》だったという。

小島がネット上で行う発信をウォッチしている、ネットメディアの編集者が言う。

「いわば“毒母シリーズ”とでも言えるコラムとは別に、ご主人が『仕事を辞めたい』と無職になってしまい、途方に暮れながらオーストラリアに“教育移住”する記事も話題になりました。小島さんは何度もエア離婚について言及していますが、ご主人については優しい筆致や発言が多かったのです。そのため婦人公論.jpでの発言には、かなり驚きました」

毒母の定義

東京家族ラボ主宰で、家族問題評論家でもある池内ひろ美氏は、「あくまでも私が言えるのは一般論ですが」と前置きした上で、以下のように指摘する。

「小島さんの文筆活動で、毒母というテーマと、エア離婚というテーマは、見事に一本の線でつながっていると思います」

離婚や家族間のトラブルで、池内さんに助けを求める女性は多い。小島のような「毒母を持つ妻」の数は、どれくらいなのだろうか。

「離婚や家族間のトラブルなどで相談に来られる母親や妻のうち、小島さんのように毒母の悩みを抱えた女性は多いとは言えません。ですが、常に一定数がいらっしゃるのは確かですね」

池内氏に、改めて毒母とは何かを定義してもらった。

「『我が子を正しく愛さなかった』のが毒母です。では『正しく愛する』とはどういうことでしょうか。別に難しいことではありません。子供の健康に気を配り、我が子が4、5歳くらいまでは躾のために叱ったりするけれど、成長するにつれ1人の人間として認め、過干渉を控えるということに尽きます」

池内さんによると、「母親から正しく愛されなかった女性」が結婚すると、夫や子供に依存し、家族が「自分の思い通りに行動する」ことを要求するという。

批判された理由

「毒母に育てられた女性が結婚し、夫が不倫したとしましょう。常識的には、よく話し合って離婚するか、水に流して夫婦関係を再建するかの2つに1つです。ところが、毒母に育てられた女性は、『自分の思い通りにならなかった夫』を許すことができません。しかも夫に依存しているので、離婚には逡巡してしまうのです。小島さんに完全に当てはまるかは分かりませんが、あの記事を読み、似たような心理状態が描かれているなとは思いました」

小島は毒母の“被害者”だが、SNSでは批判が相次いだ。その理由も池内氏に分析してもらった。

「婦人公論.jpの記事に毒母のエピソードは出てきません。多くの読者は小島さんに、『感情のコントロールに苦労している女性かな』と思ったでしょう。そんな女性が、アメリカの下院議員などの言葉を引用し、夫を非難した。夫は異国で自分の子供を育ててくれている。『過去に何かあったとしても、これほど家族に尽くしている夫を悪し様に言うのは、あまりに大人げない』と判断した人も少なくなかったのでしょう」

離婚協議の行方

一般的には、「毒母に育てられた女性は、離婚協議でも自分がイニシアティブを握ることを重視する」傾向があると池内氏は指摘する。

「私の経験では、今の夫より理想的な男性が出現すれば、躊躇なく離婚して再婚しようと考える女性が少なくなかったですね。ところが、夫が離婚を主張すると態度が豹変します。夫が結婚生活に耐えられず、他の女性と再婚したいと明かしたりすると、絶対に離婚には同意しません。『自分の思い通りになる夫』と、離婚を要求する夫は完全に相反するので、認めることができないのです」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月16日 掲載

デイリー新潮より転用


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