ドイツ、16日からロックダウン 商店や美容院の営業禁止 学校も原則閉鎖
- 国際
- 2020年12月14日
ドイツのメルケル首相は13日、新型コロナウイルス感染拡大第2波への対策として、生活必需品を扱う店などを除く大半の小売店の営業を16日から来年1月10日まで禁じる全土でのロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表した。
ドイツでは11月から飲食店は閉鎖されていたが、経済活動を重視して小売店の営業は認めていた。しかし新規感染者数や死者数の拡大を抑え込めず、より厳しい規制が必要と判断した。
新たな対策では、食料品店を除く小売店などのほか美容院の営業も禁じる。学校も原則閉鎖する。店内飲食が禁止される中、持ち帰り用のホットワインを屋外で集まって飲む事例も多発していることから、公共の場での飲酒に罰金を科す。また大みそかや元日の集会、新年恒例の花火の販売も中止する。
政府は今回の措置で影響を受ける企業や自営業者への支援方針も決めたが、経済活動への影響は避けられない見通しだ。【ベルリン念佛明奈】
毎日新聞より転用
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