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【阪神JF】ソダシ、7センチ差で歴史的白星!無傷4連勝で白毛馬初のJRA・G1制覇


ゴール前の大接戦を制したソダシ(中)が白毛馬として初のG1制覇(左は2着サトノレイナス、右は3着ユーバーレーベン)© スポーツ報知/報知新聞社 ゴール前の大接戦を制したソダシ(中)が白毛馬として初のG1制覇(左は2着サトノレイナス、右は3着ユーバーレーベン)

◆第72回阪神JF・G1(12月13日・芝1600メートル・阪神競馬場、良)

2歳女王決定戦、第72回阪神ジュベナイルフィリーズ・G1は13日、阪神競馬場の芝1600メートルで行われ、1番人気のソダシ(吉田隼)が、2番人気のサトノレイナスとの競り合いを鼻差でしのいで優勝。無傷の4連勝で、1979年に日本に初めて誕生した白毛馬として、G1初制覇となる歴史的白星を挙げた。

真っ白な馬体に闘争心が乗り移った。最後の直線。好位追走から抜け出しにかかるソダシに後続が一気に襲いかかる。外のメイケイエールを振り払ったと思った直後、内からサトノレイナスが伸びてきた。「何とかしのいでくれ!」。吉田隼が祈りを込めるように全身で手綱を押し、右ステッキを振り下ろすと、白い馬体は再び“輝き”を増す。離れた状態で馬体を並べたゴール板。わずか7センチの差で、JRA史上初となる白毛馬によるG1勝利をつかんだ。

「分からなかった。同着でもいいなという気持ちでした」。レース後、須貝調教師はそう切り出した。9月5日の札幌2歳Sで白毛馬として初の芝の重賞Vを飾ったあとは栗東へ。短期放牧を挟んでの調整が主流のなか、3か月もずっと手元に置く異例の調整を選択した。4週連続で吉田隼が調教に騎乗する攻めのメニューを組めたのも心身両面でのタフさがあるからこそだ。その一方で、「賢い馬。人を覚えるのが得意」と須貝師は笑顔で素顔を明かす。馬房の前へ行くと、首を出してじゃれてくる。そんな姿は癒やしの時だ。

今から5年前。“白い怪物”と言われた芦毛のゴールドシップが有馬記念を最後に引退した時に「また、こういう愛される馬をつくれるように努力します」と口にした。この日も前走のアルテミスSに続き、手綱やバンテージ、頭絡や覆面などをすべて白に統一。ドレスアップした姿で無傷の2歳女王となったことが、何より“約束”を守ったことになる。「真っ白な馬がターフを走るのはすごくきれい。知らない人でも興味を持って、ファンが増えてくれれば」。新たな歴史を刻んだ勝利も、まだ序章。来春へ、そして未来へ、真っ白に輝く道は果てしなく広がっている。(山本 武志)

◆ソダシ 父クロフネ、母ブチコ(父キングカメハメハ)。栗東・須貝尚介厩舎所属の牝2歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算戦績は4戦4勝。通算獲得賞金は1億3437万3000円。主な勝ち鞍は札幌2歳S・G3、アルテミスS・G3(ともに20年)。馬主は金子真人ホールディングス(株)。

〈吉田隼騎手、5年ぶりのG1勝利「本当に感謝」〉

重圧から解放され、自然と笑みがこぼれた。吉田隼はゴールドアクターに騎乗し、ラストランだったゴールドシップ(8着)を下した15年の有馬記念以来、5年ぶりのG1・2勝目。G1の騎乗も昨年のNHKマイルC以来、1年半ぶりだった。「僕がこの馬を負けさせちゃいけない、というプレッシャーもありました。本当に感謝しています」と切り出した。

今回は馬群で前に壁をつくる競馬。大一番で初の戦法を選択できたのは、デビューから手綱を執り続けただけでなく、18年秋から拠点としてきた栗東で、調教でも積極的にコンタクトを取ってきたからこそだった。

これまでJRAで白毛馬6頭に乗り、7勝は単独トップ。真っ白な馬体の上がよく似合う。「こんな僕でもG1を勝たせてくれるのがいいところですね」。これからも絆を深め、クラシックロードを歩んでいく。

報知新聞社より転用スポーツ報知


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