福岡市、マリンメッセを無料開放 12月19、20日に特別イベント
- イベント
- 2020年10月30日
■出場アーティスト募集
新型コロナウイルス感染拡大で、公演などの機会を失ったアーティストに、パフォーマンスを発表する舞台を無償で提供し、将来の飛躍への夢と希望を持ってもらおうと、福岡市は12月19、20両日にマリンメッセ福岡(同市博多区)で特別イベントを企画した。高島宗一郎市長は29日、同日から出演アーティストを募集すると発表し、「文化、エンタメこそ明日への希望を見せてくれる。皆さんに門戸を開き、最高の気持ちを味わってもらいたい」と語った。一足早いクリスマスプレゼントで、年末の福岡を盛り上げる。(九州総局 中村雅和)
マリンメッセ福岡は平成7年の開業。同年9月、米人気歌手、スティービー・ワンダーさんを皮切りに、元チェッカーズの藤井フミヤさん、藤井尚之さんによる兄弟ユニット「F-BLOOD」ら名だたるアーティストがコンサートを開いてきた。1万人が収容可能な同会場での公演は、「一流」の証であり、福岡を地盤に飛躍を目指すアーティストにとってはまさに「夢の舞台」だ。 ただ、今年は新型コロナの影響で、公演キャンセルや見送りが相次ぎ、稼働率が低迷している。福岡市ではそんなスケジュールの空白を逆手に取り、アーティストの夢を実現させる特別イベントの開催を決めた。
通常、マリンメッセで公演する場合、施設の基本利用料だけで約300万円が必要となるが、特別イベントの参加費は無料で、ステージには最低限の音響用機材なども用意する。高島氏は「イベントを目標に、アーティストたちにはハートの火を消さないように頑張ってもらいたい。コロナで何もできなかった1年で終わるのではなく、最後にいい思い出ができた年という風にしたい」とエールを送る。
イベントは2日間で計20組程度の出演を想定している。応募資格は令和元年以降に福岡市内で公演を行った実績があるなど、市内を拠点に活動していることなどで、音楽やダンスパフォーマンス、伝統芸能などジャンルはもちろん、プロ、アマの区別もしない。応募は11月16日に締め切り、その後、審査して出演者を決定する。
詳しい応募要項などは市ホームページ(https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/contents/charm/marinemesseopen.html)で入手可能。
問い合わせは電子メール(marinemesseopen@city.fukuoka.lg.jp)で受け付ける。
一言コメント
福岡市もやってくれるね。
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