倒産7年前から債務超過 ジャパンライフ、粉飾か 巨額詐欺事件・警視庁など
- 詐欺・悪徳商法
- 2020年9月20日
ジャパンライフ(破産)の巨額詐欺事件で、同社が事実上倒産する7年前の2010年から債務超過に陥っていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
警視庁などは、元会長山口隆祥容疑者(78)=詐欺容疑で逮捕=らが、同社の販売預託商法がいずれ破綻すると認識しながら、決算を粉飾し顧客の勧誘を続けていたとみて調べている。
捜査関係者などによると、同社は顧客が購入した磁気治療器を預かり、別の顧客に貸し出す「レンタルオーナー商法」を03年から展開。貸し出し事業でレンタル料収入を得る一方、治療器のオーナーには年6%の配当を支払っていた。
しかし、貸し出し事業の規模は年々縮小し、レンタル料収入が配当額を大幅に下回り、10年以降は債務超過に陥っていた。17年3月末時点では約338億円の債務超過で、同年12月に銀行が取引を停止し、事実上倒産した。
同社は06年から決算を粉飾していたとみられ、赤字を黒字に見せ掛けるなどして健全な経営を装っていたという。
一言コメント
どんな決算書か見てみたいね。
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