火災のタンカーからディーゼル燃料流出 スリランカ沖
- 国際
- 2020年9月9日
スリランカ沖で出火した大型タンカー「ニュー・ダイヤモンド」の消化活動。スリランカ空軍提供(2020年9月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スリランカ沖で火災を起こした大型タンカーから、ディーゼル燃料が流出し始めた。同国の海軍当局が8日、明らかにした。大規模な環境災害につながる懸念が高まっている。
パナマ船籍の大型タンカー「ニュー・ダイヤモンド(New Diamond)」は27万トンの原油と1700トンのディーゼル燃料を積み、クウェートからインドの港に向かう途中、3日に出火した。
スリランカ海軍は、同国の東海岸から約55キロの海上に浮かぶタンカーの近くでディーゼル燃料の流出が確認されたと発表。流出の規模は明らかにしていない。現場にはインド沿岸警備隊の航空機が派遣され、環境被害を最小限に抑えるための分散剤を散布する予定だという。
海軍によると、火災はエンジン室と船体上部で続いているが、積み荷の原油には達していない。海軍報道官は「タンカーは左に傾いている。消火のために使われている海水が上部から排出される中、タンクからディーゼル燃料が流出した」と述べた。
7月にはモーリシャス沖で日本の貨物船「わかしお(MV Wakashio)」が座礁し、1000トン超の燃料油が流出する事故が起きたが、ニュー・ダイヤモンドはわかしおよりもはるかに大型の船。【翻訳編集】 AFPBB News
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環境被害も心配だ。
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