蒲島知事「最大の危機感」、大西熊本市長「第2波到来」 熊本県内、新型コロナ過去最多
- 政治・経済
- 2020年7月27日
記者会見でクラスター発生に触れ、危機感をあらわにする蒲島郁夫知事=26日、県庁
熊本県内では26日、初のクラスター(感染者集団)も含めて1日としては過去最多となる計21人の新型コロナウイルス感染が確認された。蒲島郁夫知事と大西一史熊本市長は相次ぎ記者会見し、危機感をあらわにした。
「これまでで最大の危機感を持って対応すべき事案だと認識している」。蒲島知事は、険しい表情で感染防止対策の徹底を県民に呼び掛けた。
蒲島知事はクラスターが発生した企業について、「マスクを着用していない人が多かったと聞いている」と説明。職場でも感染の危険性があるとしてマスク着用や手洗いの徹底などを求めた。
大西市長は「非常に衝撃的な感染状況だ。対策レベルの引き上げが必要と考えている」と述べ、県内に感染拡大の「第2波が到来した」との認識を示した。
市内では20日以降11人の感染が確認され、このうち20~30代は8人。大西市長は「若い世代は行動範囲が広く一定のリスクを伴う。感染拡大を抑えるには若い世代の危機意識を高めることが極めて重要だ」と強調した。
一言コメント
地方も危機感が高まってきた。
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