東京オリンピック聖火が宮城・空自松島基地に到着 26日、福島からリレー
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- 2020年3月21日
ギリシャで採火された東京オリンピックの聖火が20日、特別輸送機で宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。聖火は午後から宮城県石巻市で「復興の火」として展示を始める。宮城、岩手、福島の各県で巡回展示を行い、26日から福島県で国内聖火リレーがスタートする。
基地では、大会組織委員会の森喜朗会長や日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長らが出席し「到着式」を開催。輸送機に搭乗していた組織委職員が聖火のともったランタンを機外に運び出し、ともに五輪3連覇を達成した柔道男子の野村忠宏さんとレスリング女子の吉田沙保里さんに渡した。
その後、野村さんと吉田さんが聖火皿に点火し、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、カラースモークを出しながら基地上空を飛行した。
聖火を出迎えるセレモニーは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大幅に規模を縮小。花道を作って聖火を出迎えるはずだった地元の小学生約200人の参加を取りやめた。
聖火リレーを巡っては、世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的な大流行)」と表明した翌日の12日、ギリシャで一般客を入れずに採火式を実施。ギリシャ国内のリレーは沿道に大勢の観客が押し寄せ、ギリシャ・オリンピック委員会は13日、感染の危険性が高いと判断し中止を余儀なくされた。
19日にアテネであった日本側への聖火引き継ぎ式は、ギリシャ政府が入国者に14日間の隔離措置を取ることを決めたことから、日本からの参加者派遣を見送った。聖火は、採火式から現地に残っていた組織委職員が特別機で運び、松島基地に届けた。
一言コメント
何とか日本に到着してほっとした…
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