白鵬張り手不発…冷静さ欠き正代に不覚取り2敗後退 初めて取材陣の前を素通り 八角理事長は「らしくないよね」心の乱れ指摘
- スポーツ
- 2020年3月20日
◇大相撲春場所12日目(19日・エディオンアリーナ大阪)正代〇(寄り切り)●白鵬
横綱白鵬(宮城野)は明らかに冷静さを欠いていた。立ち合いで右から張って差しにいったが、脇を締めた西関脇正代(時津風)にそれを封じられると右から2発目、3発目と張って出た。そこから引いて勝負をつけようとしたが、正代についてこられて万事休す。勝負どころの終盤で、過去9勝1敗と問題にしていなかったはずの正代に痛恨の黒星を喫し、碧山に単独トップを許す形となった。
八角理事長(元横綱北勝海)は「らしくないよね。自分から興奮して気持ちを抑えられなかったというか、冷静じゃなかったよね。気持ちに余裕がなかった。乱れていたよね。最初から冷静さを欠いていた。張る必要ないのにね。2発目空振りして、それでバランス崩しちゃったよね」と心の乱れを指摘した。
13日目は同じく2敗の朝乃山を迎え撃つが、八角理事長は「きょうの乱れた相撲を見ると、ただ負けたんじゃなくて自分から墓穴掘っているからね」と不安視する。百戦錬磨の白鵬だけに、しっかりと気持ちを立て直してくるとは思うが、この日はミックスゾーンを初めて素通り。取材を受けずに引き揚げた。
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優勝からも一歩後退!?
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