新型肺炎 60代妻も感染確認 福岡市「濃厚接触いない」
- 事件・事故
- 2020年2月22日
福岡市は20日深夜、市内で新型コロナウイルスの感染が初確認された60代の無職男性の妻で、60代パート女性についても、感染が確認されたことを明らかにした。夫妻の症状はいずれも軽症だが、感染症指定医療機関に入院し、治療を受けている。
市によると、夫妻は中央区在住で、女性は17日から発熱があった。同時に検査を受けていた夫妻と同居する会社員の息子は検査の結果、感染が確認されなかったため、2週間の経過観察とした。
保健所の聞き取りによると、夫妻が感染対策をとっていたことも分かってきた。男性はもともと電車やバスなど公共交通機関を利用しておらず、ここ最近は繁華街などを避けて行動していたという。さらに発熱した13日以降、通院以外での外出を控えていた。
また、通院する際も必要な安全対策を取れるよう事前に医療機関に連絡していた。市の担当者は「当該医療機関について、濃厚接触者はいないと判断できる」と語った。
一方、妻も勤務先に向かう際や通院時にバスやタクシーを利用していたが、乗車時間が短く、マスクを着用していたことなどから市は二次感染の危険性は十分小さいと判断した。また、妻の勤務先についても、21日中に聞き取り調査を済ませ、濃厚接触者はいないと判断した。
一言コメント
全国どこで発生してもおかしくない状態だ。
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