ドンキ、宮崎の百貨店を買収 イオンの影響で近年は苦境
- 企業・経済
- 2020年2月2日
宮崎市中心部の百貨店「ボンベルタ橘」を傘下に持つ橘ホールディングス(HD、米良充朝社長)を、ディスカウント店大手「ドン・キホーテ」(東京都、吉田直樹社長)が1日、買収した。4月以降、営業を継続しながら改修し、11月ごろにドンキを中核とする複合商業ビルとしてスタートする見通し。
ドンキが1日、橘HDの全株式を取得した。リニューアル後の新施設にはドンキの店舗が入るほか、地下は食料品フロアになるとみられる。ドンキの親会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは同日、ボンベルタ橘の従業員に雇用を継続すると説明した。
ボンベルタ橘は、1952年に前身の旧橘百貨店が創業。76年にジャスコ(現イオン)傘下に入り、88年に店名を改称。2008年に地元の米良電機産業と坂下組が設立した橘HDが株式を取得した。同じビルに入るエアラインホテルも傘下に置いていた。
05年にイオンモール宮崎が宮崎市郊外に開業した影響などで、ボンベルタ橘の売り上げは近年減少。売上高は00年前後に100億円を超えたが、ここ数年は30億~40億円台で推移。赤字が続いていたとみられる。
一言コメント
これも時代の流れなのだろうか…
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