史上最大の下剋上完結!! 番付最下位の徳勝龍が奈良県出身力士では98年ぶりの優勝…大関貴景勝を撃破で涙
- スポーツ
- 2020年1月27日
◇大相撲初場所千秋楽(26日・両国国技館)
4場所ぶりに幕内へ復帰した西前頭17枚目の徳勝龍(33)=木瀬=が初優勝を飾った。前日の14日目に1敗同士の対戦で西前頭4枚目の正代(28)=時津風=を突き落として単独トップ。その正代がこの日、西前頭2枚目の御嶽海(27)=出羽海=を押し出し、2敗を死守した。徳勝龍は千秋楽の結びの一番となる大関貴景勝戦で勝てば優勝、負ければ正代との決定戦。そんな重圧のかかる一番で、貴景勝を撃破し、幕尻力士では20年ぶり、奈良県出身力士では98年ぶり、木瀬部屋の力士では初の優勝となった。
幕尻優勝は2000年春場所、東前頭14枚目の貴闘力が13勝2敗で賜杯を手にした例があるだけ。ただ、この場所の番付では西前頭14枚目に若の里がいたため、貴闘力は幕内最下位の番付ではなかった。まさに徳勝龍による「史上最大の下剋上」が完結した。
徳勝龍は初土俵から12年で33歳5カ月。年6場所制となった1958年以降では旭天鵬の37歳8カ月、玉鷲の34歳2カ月に次ぐ史上3位の高齢初優勝にもなった。
一言コメント
うれしさもひとしおだろう。
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