ユニゾHD、従業員が買収へ 日本の上場企業では初
- 企業・経済
- 2019年12月23日
東京証券取引所第1部上場の不動産会社ユニゾホールディングス(HD)は22日、従業員による買収(エンプロイー・バイアウト=EBO)を行う、と発表した。同社は米投資ファンドなどから買収提案を受けていたが、従業員保護などで対立し、混乱していた。事態打開を図るため、EBOに踏み切る。同社が東証に確認したところ、日本の上場企業によるEBOは初めてという。
EBOは米投資ファンド、ローン・スターグループの支援を受けて実施する。従業員が73%、ローン・スターが27%出資して新会社「チトセア投資」を設立。ユニゾHDの株式を1株5100円で12月24日~来年2月4日、公開買い付け(TOB)し、全株取得をめざす。TOBに必要な1750億円はローン・スターが支援する。TOBが成立した場合、小崎哲資社長らグループの全取締役と全監査役、全執行役員計43人は辞任する。
一言コメント
ずいぶん思い切ったね。
コメントする