池江璃花子選手が退院 24年パリ五輪目指す―競泳
- スポーツ
- 2019年12月18日
2月に白血病を公表して治療に専念していた競泳女子の池江璃花子選手(19)=ルネサンス=が退院したと、マネジメント会社が17日に発表した。直筆のメッセージも公表し、今後については「2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたい」としている。当初出場を目指していた東京五輪は断念する。
池江選手は「つらくて長い日々でしたが、皆さまからの励ましのメッセージを見て、早く戻りたいと強く思うことができました」と感謝の言葉を述べた。「突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、病気になったからこそ学んだことが本当にたくさんありました」と前向きな気持ちを表した。
病名は急性リンパ性白血病だと初めて明かした。化学療法による治療を続けていたが、合併症を併発したため造血幹細胞移植を行って回復に努めてきたという。症状が治まる寛解(かんかい)と診断されてから体調も安定したため、今月上旬に退院に至った。今後も通院して治療を続ける。水中練習復帰の時期は未定で、当面は陸上トレーニングなどによる体力づくりに取り組む。
池江選手は16年リオデジャネイロ五輪の100メートルバタフライで5位に入り、18年ジャカルタ・アジア大会では6冠を獲得し、最優秀選手に輝いた。長水路と短水路を合わせて個人11種目で日本記録を持つ。今年4月に日大に進学した。
一言コメント
ひとまず快方に向かっているようでよかった。
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