ラグビーW杯20日開幕!九州の経済効果1000億円超か 期待高まる一方…福岡の街からビールが消える?
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- 2019年9月20日
20日、日本で開幕するラグビーワールドカップ。
福岡県内にも試合会場やキャンプ地があり、徐々に盛り上がりを見せているんですが、大会期間中あの飲み物が店から姿を消してしまうんではないかと、関係者は気をもんでいるんです。
いったいなぜなんでしょうか?
真っ赤に染まった小倉城。
北九州市をキャンプ地とするラグビーウェールズ代表を歓迎しようと、チームカラーの「赤」でライトアップしています。
世界ランク5位で、優勝候補の一角に挙げられているウェールズ。
北九州市とは約30年前から学生同士の交換留学を行うなど親交が深く、小倉の街は歓迎ムードで赤一色に染まっています。
16日に公開された練習では、1万5000人を超える観客でスタンドが満員になりました。
【観客】
「背が高くて迫力がありました」
「(衣装は)3カ月くらいかけて作った。
(W杯は)準々決勝までチケット取っている」
今回のラグビーワールドカップでは、九州沖縄全県にキャンプ地などとして各代表チームが滞在することになっています。
さらに福岡や大分など3カ所では試合も開催され、経済効果は1035億円に上るとも試算されています。
経済効果が期待される一方である不安も…。
それはビールです。
【Morris’ Black Sheep 山口 華奈恵 店長】
「街からビールが無くなるというので、ビールのストックはあるが無くなったらどうしようと危機感はある」
ー 街からビールがなくなる!? ー
前回、イングランドで開かれたワールドカップでは、中ジョッキ540万杯分・約190万リットルのビールが消費されました。
海外のラグビーファンは、大のビール好き!
消費量が、サッカーの試合と比べ、平均で約6倍にもなるといいます。
そこで店にいたラグビーファンというオランダ人の男性に話を聞いてみると…。
【オランダ人のファン】
「ビールは6、7杯目。お酒は強いから大丈夫」
【Morris’ Black Sheep 山口 華奈恵 店長】
「(W杯期間は)ビールを通常の3倍以上ストックしている。
想像が全く付かないが、何杯も飲むということは、売り上げもそれぐらい上がると期待している」
一方、九州で最も多い5試合が開かれる大分県では…。
【記者】
「こちらで人気の食べ放題のメニュー、大会期間中はメニューから外すと言うことなんです」
こちらの焼き肉店は、最大120種類以上の豊富なメニューがある食べ放題が自慢ですが、大会期間中の10月1日から約20日間、食べ放題と飲み放題を中止することしました。
【大心産業 店舗管理・人事課 大石亮 統括マネジャー】
「ラグビー選手やファンは、あればあるほどお酒を飲むと。
ご飯も一緒で、時間があればあるほどずっと食べ続ける。
食べ放題・飲み放題をやると店が潰れる可能性があると…。
想像がつかない。びくびくはしています」
アジアで初めて開催されるラグビーワールドカップ、ここ福岡でも不安はあるものの、やはり期待の方が大きいようです。
【ラグビーW杯 組織委員会 小畑和彦 福岡地域支部長】
「海外から約40万人が日本に来ると推定されている。
福岡でもおもてなしをして、また福岡に来たいと思ってもらえるように準備したい」
世界中から約40万人が押し寄せる“ラグビー特需”の行方に注目です。
一言コメント
うれしい悲鳴になるといいね。
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