冷え込む関係…“韓国人観光客が6割” 福岡への影響は 日本製品の不買活動や旅行キャンセルも
- 政治・経済
- 2019年7月10日
日本政府の輸出管理上の措置をめぐり、韓国では日本製品の不買運動などが起きるなか、その影響は韓国からの旅行客が多い福岡にも及びそうです。
福岡を代表するグルメ「もつ鍋」。
その中央には明太子がたっぷり。
その名も「博多明太子もつ鍋」です。
韓国のメディアにも取り上げられたことがある、博多弁天堂。
訪れる客の約2割は韓国人ということもあり、店は悪化する日韓関係に気をもんでいます。
【博多弁天堂 力丸 仁美 チーフ】
「不買運動とか旅行の自粛とかそういったところが広まっていくと、少なからず影響が出てくると思う」
日本製品の不買運動や日本旅行のキャンセルを呼びかける動きが、韓国で広まっています。
きっかけとなったのは、日本政府が韓国に対し、半導体などの製造に必要な化学製品3品目の輸出管理上の優遇をやめたこと。
韓国の文在寅大統領は、この措置の撤回と二国間協議を求めましたがー
【菅 官房長官】
「今回の措置は、輸出管理を適切にするうえで必要な日本国内の運用であり、協議の対象ではなく撤回するようなものではない」
深刻さを増す日韓関係。
こうした状況を、福岡を訪れる韓国の人々はどう思っているのでしょうか?
【韓国人旅行客】
「経済措置は間違っています。
日韓関係の友情を崩すのは良くないと思う」
「多くの韓国人は、日本から心からの謝罪が無いと思っているが、(日本は)問題は片付いていると思っている」
海外から福岡を訪れる人は年間270万人。
このうち韓国から訪れる人は約6割と半分以上を占めていて、今後、韓国からの客足がにぶる恐れもあります。
Q・日本への旅行で心配の声は?
【韓国人旅行客】
「はい、ありました。母も心配していました。
年配の方々は、日本への旅行は自制したほうがいいと思っています」
日韓関係に改善の兆しは見えないだけに、この先も心配は続きそうです。
一言コメント
影響は少なからずあるだろうがやむを得ない。
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