大英産業、福証に上場 北九州市から19年ぶり
- 企業・経済
- 2019年6月5日
北九州市八幡西区の不動産業、大英産業が4日、福岡証券取引所に上場した。同市に本社を置く企業の福証上場は19年ぶり。福岡市中央区の取引所で同日、上場式が開かれた。
式では福証の小田原智一理事長が、大英産業の大園信社長に上場通知書と記念品を贈った。
小田原氏は「大航海の荒波を乗り切り、飛躍を果たしてほしい」と激励した。大園氏は「住まいに関わる地域課題を解決できる企業に成長したい。株式公開はそのスタートだ」と述べた。
大英産業は昭和43年に創業し、九州・山口で分譲マンションや戸建て住宅の企画、販売を手掛ける。分譲マンションは「サンパーク」ブランドで展開し、供給戸数は累計7700戸に上った。最近は中古住宅のリフォーム事業にも、力を入れる。
大園氏は式終了後の記者会見で、事業を展開する地域を拡大し、売上高278億円(平成30年9月期)を、5年後に400億~500億円に伸ばしたいとの意欲を示した。
福証への新規上場は今年初めてで、上場会社は計110社となった。
一言コメント
久々の福証上場だ。
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