北九州市議の“海外視察” 「実態は観光旅行」 住民が800万円返還求める 福岡地裁
実態は観光旅行ではないかと批判された、福岡県北九州市議会の海外視察を巡って、市民団体のメンバーらが費用の返還を求めた住民訴訟が始まりました。
訴えによりますと、8人の北九州市議は2018年、環境や福祉などの先進事例を視察するとしてフィンランドとスペインを訪問した際、昼間からワインを飲んだりブランド品を買ったりする様子が、フジテレビの番組で全国放送されました。
住民側は「実態は観光旅行で違法な支出だ」として、北九州市長に対し費用の全額にあたる約800万円の返還を8人の市議に請求するよう求めています。
8日福岡地裁で開かれた第1回口頭弁論で、住民側は「市民の貴重な税金を投じてはならない内容だった」と主張しました。
一方、市長側は「市の課題に関する先進事例の視察であり、適法である」などとして請求の棄却を求めました。
一言コメント
次回の市議選にも注目だ。
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