ガソリンの値上がり続く 10連休中もさらなる値上げの可能性も
- 政治・経済
- 2019年4月30日
大型連休で遠出する機会が増える時季にちょっと心配な話題です。この春からいろいろなものが値上がりしていますが、実はじわりとガソリンの値段も上がってきています。
連休中、さらなる値上げの可能性を指摘する専門家も。この先、一体どうなるのでしょうか?取材しました。
4月25日、大型連休の前に名古屋市港区にあるカー用品専門店「スーパーオートバックス 名古屋ベイ店」にお邪魔すると。
「洗車の道具を買いに来ようと思って」
「エンジンオイルの交換に」(客)
大型連休中の遠出に備えて、愛車のエンジンやバッテリーなどの点検依頼が増えているといいます。
しかし今、ドライバーたちの頭を悩ますのが、“ガソリンの値段”です。ガソリンの値段は今年1月の142円台から、この3か月間ジワジワと上がり続けています。4月22日の週は、全国平均で148.4円と6円近く値上がりしました。その背景には原油価格の上昇と円安があるといいます。
愛知県稲沢市のガソリンスタンド「大洋石油 稲沢SS」をのぞいてみると、ガソリンの値段は1リットルあたり148円(※非会員・セルフ給油での価格)。
「苦肉の策なんですけど (価格を)2円上げさせていただきました。GW前なので、できたら抑えたかったんですけど」(大洋石油 山崎晃司社長)
ガソリンの値段は地域によって格差があります。4月22日のガソリン小売価格を調べてみると、東海地方の中では、愛知県が一番安いのです。近隣の県をみてみると、長野県と愛知県では9円以上もの開きがありました。
外出の際はどのタイミングで、どこで給油するかも節約のポイントになります。
家計を直撃するガソリンの値上がり。10連休中にもさらなる値上げの可能性があるといいます。
「ガソリンの価格をいつ上げるかは、ガソリンスタンド側の判断だが、既に石油元売り大手は値上げしています。例えば5月1日のような元号が変わるタイミングで、(祝賀ムードで)消費者が痛みを感じにくいタイミングを(値上げの時期として)狙っている可能性もある」(中京大学 内田俊宏客員教授)
しかしそれで終わりではありません。専門家はアメリカのトランプ政権による産油国・イランへの制裁がさらに先のガソリン価格も押し上げていくとみています。
「夏場から秋口にかけては、国内のガソリン価格も上がる可能性の方が高い。レギュラーで1リットル160円近くまで上がる可能性は十分ある」(中京大学 内田俊宏客員教授)
今後のガソリンの価格の値上がりが心配です。
一言コメント
やっぱり上がったか…
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