長嶋さん花咲く春に復活、昨年は集中治療室で闘病も
- スポーツ
- 2019年4月3日
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
<巨人9-3阪神>◇2日◇東京ドーム
長嶋さんの元気な姿をみて心底ほっとした。昨年の6月8日、東京ドームでの西武戦で、話す機会があった。心なしか声に張りがなく、足元も以前より怪しかった。その時は失礼ながら「年を取られたなあ」と思った。実はそのあたりから体調は芳しくなかったのだろう。
関係者によれば、一時は本当に危険な状態に陥ったという。7月の入院後、いったんは回復した。夏の甲子園をテレビ観戦できるほどだったが、8月下旬から9月にかけて、体調が悪化。酷暑も災いして、集中治療室での闘病を余儀なくされた。現役時代からずっと変わらなかった体重も10キロ近く減ったという。
しかし、長嶋さんはその危機も乗り越えた。04年に脳梗塞で倒れた時も見事に生還したが、今回も類いまれな生命力をみせてくれた。危機から脱したあと、リハビリで「荒城の月」を毎日歌ったと聞いた。何でも発声のリハビリにはこの曲が適しているらしい。
春 高楼の 花の宴
長嶋さんは桜咲く春に見事に復活した。
一言コメント
さすがミスターだ。
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