主導役の男逮捕=ATM18億円引き出し-福岡県警
- 事件・事故
- 2019年2月5日
2016年に17都府県のコンビニの現金自動預払機(ATM)から約18億円が不正に引き出された事件で、福岡県警は4日、不正作出支払用カード電磁的記録供用と窃盗の疑いで、住所不詳、準暴力団「関東連合」元メンバー井上勇容疑者(41)を逮捕した。
認否は明らかにしていない。
逮捕容疑は数人と共謀し、16年5月15日、福岡市博多区のコンビニ43店舗のATMに、南アフリカで発行された偽造カードを挿入し、計4380万円を引き出した疑い。
県警によると、同様の手口による不正引き出しが17都府県で一斉に発生。被害総額は約18億円に上り、引き出し役ら約250人が検挙された。
井上容疑者は一連の事件の主導役とみられ、福岡、千葉両県警が先月、公開捜査に踏み切っていた。横浜市内のマンションに潜伏していたところを捜査員が発見した。
偽造カードには流出した海外の銀行の顧客データが悪用されたとみられており、両県警は全容解明を急ぐ方針。
一言コメント
被害額も検挙人数も半端ない。
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