スペースワールド跡地、シャトル解体 雄姿見納め 福岡
- 政治・経済
- 2018年11月20日
昨年末に閉園した北九州市のテーマパーク「スペースワールド」のシンボルだったスペースシャトル「ディスカバリー号」の原寸大模型を解体する工事が19日、始まった。開園中は高さ約60メートルの雄姿が人気を集めたが、見納めとなる。
解体に向け、この日は作業員がシャトル後方にクレーンでネットをつり上げたり、別のクレーンでシャトル最上部に放水したりした。工事は12月中旬までかかる見通し。
作業の様子をフェンスの外から多くの人が見守った。アトラクションを点検するアルバイトをしていたという同市の中野望美さん(34)は「解体に立ち会いたくて来た。身を切られる思い」と寂しそうな様子だった。
シャトルは、スペースワールドが閉園前に10億円で譲渡するとしたが希望者は現れなかった。北九州市も保存を検討し、必要な費用を試算したが、10億円以上かかると分かったため断念した。
一言コメント
つくるのも解体するのも大仕事だ。
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