肌寒い風を感じる季節がやってきましたね。
一気に冬景色へとかわる11月は体調を壊しやすいので早めの防寒対策をして取材へと向かう様にしております。
皆様も体調管理には十分お気をつけください。

前回は、「魑魅魍魎」が大刀洗町の最高権力者になって以降、定年を待たずに退職した町職員が多数いることを述べた。
それだけでも異常事態なのだが、彼等の中には自殺に追い込まれた者までいるのだという。
事情通は続けて、以下の事例について語ってくれた。

【A氏の自殺】
平成20年頃に自殺した町職員(以下A氏という)は、自殺する数年前に、教育委員会の課長として勤務していた時、町主催の運動会で強風にあおられたテントが飛び、テントの足の部分が主婦に当たりケガをするという事故が発生。
A氏は当時の教育長から罵倒されたうえ、一人で被害者との交渉にあたっていた。
その過程で、A氏と係長は事故発生から数日たって被害者宅に見舞いに行ったが、謝罪に同行した係長が開口一番「裁判にしないでくれ」と言ったことから被害者感情は一気に悪くなった。
当然、示談交渉は進展せず、A氏は思い悩む日々を送ることになり、その後「議会事務局長」となったが、さらにストレスが重なったのか西鉄電車に飛び込み自殺した。

【B氏の自殺】
元町職員(以下B氏という)は、「魑魅魍魎」権力を掌握して2期目の建設課長であり、勧奨退職後の平成27年12月末に自宅倉庫で縊首自殺した。
自殺する1年前頃から知人には、「警察が家に来る」「もうじき逮捕される」と盛んに訴えていたという。
B氏は糖尿病を患い闘病生活を送っていたことから、「病気を苦にしてノイローゼになり自殺したのでは?」という人がいる一方、「B氏がある人物から不正なこと(談合か予定価格を教えるなど)を指示され悩んでいたのでは?」という人もいるという。

数千人や数万人の従業員がいる大企業等であれば、不幸にして自殺者が発生してしまうケースもありうるが、100人前後の小規模な組織で複数の自殺者が発生してしまうというのは、危機的事態と言わざるを得ないのではなかろうか。
これら一連の定年ではない退職や自殺は、果たして偶然なのか必然なのか・・・
魑魅魍魎の忖度に飲み込まれてしまったのであろうか・・・


疑惑が尽きる事のない大刀洗町。歴史ロマンあふれる大刀洗町はどこへ向かうのか。
データミックス特捜班では、さらに真実を追求していきます。
続編をどうぞご期待ください。

データミックス特捜班

「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」とは、様々な妖怪や怪物と言う意味です。
現代で使われる意味は「人に害を与える化け物の総称で、転じて私欲のために悪だくみをする人」の例えに使われます。
「この世の中は、私利私欲のために罪を犯す魑魅魍魎であふれている」などと使います。