男子個人総合で23年ぶりメダルなし、水鳥監督「危機感を感じた」
- スポーツ
- 2018年11月1日
◇体操 世界選手権第7日(2018年10月31日 カタール・ドーハ)
男子個人総合決勝が行われ、萱和磨(順大)は84・765点で6位、白井健三(日体大)は84・531点で7位で表彰台に届かなかった。01年大会は日本協会が米英軍によるアフガニスタン軍事攻撃の影響を考慮して選手派遣を見送ったため、日本勢が参加した世界選手権の同種目でメダルを逃すのは95年大会以来、23年ぶりとなった。
萱が「かなり力を出せた。攻める戦い方ができたのが収穫」と言えば、白井も「大過失を出さないミッションはクリアできた。清々しい気持ちでいる」と振り返った。2人に大きなミスはなかったが、上位陣とは大差がついた。厳しい現実を突きつけられ、日本男子の水鳥寿思監督は、「ロシアと中国が強いのは分かっていたけど、予想以上に差があった。東京五輪に向けて危機感を強く感じた」と険しい表情を浮かべた。
ロシアのダラロヤンが金、ナゴルニーが銅、中国の肖若謄が銀、孫イが4位とロシアと中国が上位を占めた。指揮官は「日本も美しい体操を作り上げてきたけど、(ロシアと中国は)正確性と力強さがあって、その部分が日本より明らかに上回っていた」と話していた。
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