習主席の来年訪日へ調整=日中、首脳相互往来目指す
- 国際
- 2018年10月27日
【北京時事】安倍晋三首相は26日午後、北京の釣魚台迎賓館で中国の習近平国家主席と会談した。
これに先立ち日中両政府は、習主席の来年の訪日実現に向けて調整することで一致した。首相は日中関係の安定化を目指し、首脳の相互往来の定着につなげたい考えだ。会談では、北朝鮮の非核化や自由貿易体制の推進など幅広い分野で意見を交わすとみられる。
首相は冒頭、「日中の新たな時代を習主席とともに切り開いていきたい」と表明。習主席は「中日関係が正しい軌道に戻り、前向きな勢いを見せている」と語った。
首相と習主席の会談は今年9月のロシア・ウラジオストク以来で8回目。
中国側によると、習主席は中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」について、両国の協力強化に向けた「モデルケースだ」と述べた。安倍首相は「『一帯一路』は潜在力のある構想で、第三国市場の共同開拓を含め中国との協力を強化したい」と語ったという。
一言コメント
中国側からすれば、アメリカとの関係悪化も背景にあるのだろう。
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