中距離核全廃条約離脱を伝達=米補佐官、ロシア外相らと会談
- 国際
- 2018年10月23日
【モスクワ時事】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、モスクワでロシアのラブロフ外相やパトルシェフ安全保障会議書記と会談し、トランプ大統領が表明した中距離核戦力(INF)全廃条約離脱の意向を直接伝達した。
米国はロシアの条約違反を指摘するが、ロシアは順守を主張しており、厳しいやりとりとなったもようだ。
ボルトン氏は、パトルシェフ氏との会談後、ロシア紙コメルサント(電子版)とのインタビューに応じ、米国は5年以上前からロシアの条約違反を指摘してきたと強調。しかし、パトルシェフ氏との会談では「INF条約に違反しているのはロシアではなく、米国だ」と告げられたと述べた。
ボルトン氏は、INF条約が適用されるのは米ロだけという状況下で「一方が条約違反をし、世界で米国だけが条約に縛られている。これは受け入れられない」と主張。INF条約に縛られない中国やイラン、北朝鮮が軍事力を強化していることがトランプ氏の決断の背景にあると解説し「中国の脅威は現実的だ」とも語った。
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イヤな空気になってきた。
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