データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

お名前ドットコム

「イソジン」のど飴販売強化 米ムンディファーマ、日本を世界3位の事業規模に


 ■総合感染対策

米製薬会社のムンディファーマは、うがい薬として知られる「イソジン」ブランドののど飴(あめ)を世界に先駆けて日本で発売している。来日したラマン・シン最高経営責任者(CEO)は、フジサンケイビジネスアイの取材に応じ、うがい薬など市販薬(OTC)分野と、のど飴など医薬部外品分野を総合感染対策のツールとしてイソジンのブランド力を強化し、日本での事業拡大を図る考えを示した。

◆トップシェア目指す

--のど飴を発売した。特徴は

「イソジンは殺菌力の高いうがい薬として知られているが、今回ののど飴は上気道の保湿を目的としたもの。亜鉛や柑橘(かんきつ)類に含まれるヘスペリジンなど、のどに良い成分を含むが、殺菌や消毒能力はない。フレッシュレモンやはちみつ金柑、ペパーミントの3つの味を用意。幅広い年齢層にイソジンブランドを広げたい」

--イソジンのブランド強化で、のど飴が果たす役割は

「当社では数年前から総合感染対策のブランディングに取り組んでいる。日本で55年以上前から販売されているうがい薬は、ポビドンヨード(PVPI)を有効成分とし、茶色いうがい薬として認知度が高い。最近ではPVPIを含まない透明なうがい薬も投入、うがいの習慣化を働きかけてきた。うがい薬の国内シェアも40%を確保している」

「一方で、風邪などから身を守るには、口内や上気道の保湿が重要と考え、のど飴の役割が大きいと判断した。販路が薬局などに限られる、うがい薬などに比べ、のど飴はコンビニエンスストアやスーパーなど販路が広い。市場規模も8億ドル(約900億円)と大きいのも魅力。ぜひトップシェアを取りたい」

◆20年に売上高1億ドル

--うがい薬や、のど飴以外の展開は

「PVPIの高い殺菌力を生かしたハンドソープ、傷薬、軟膏(なんこう)、ウエットシートなども用意している。イソジンは日本でのブランド名で、グローバルマーケットではベタダインの名称となるが、総合感染対策のメッセージは同じであり、のどや上気道の保護、傷のケアのほか女性のデリケートゾーンのケア製品を含め個人の衛生管理を広くサポートしていく」

--悪性リンパ腫など希少がん向けの治療薬も扱っている

「日本では昨年、ムンデシンなど抗がん剤2商品を市場投入した。研究開発(R&D)拠点はスイスにあり、臨床試験中の化合物も数多く保有している。希少疾病向けの医薬品は大手の薬品メーカーは参入しにくいため、当社の差別化要素ともなっており、今後も開発、製品化に力を入れていく」

--世界市場における日本の位置付けは

「当社のグローバルでの事業規模は50億ドル(約5600億円)程度で、現状は中国、米国、欧州などが大きく、日本での事業はトップ10にも入っていない。しかし、販売体制を見直した最近4年間では売上高が4倍に伸びており、2020年には売上高1億ドル(112億円)まで拡大させたい。将来的に日本を世界3位の事業規模にしたい」

SankeiBiz

 

 

一言コメント
効き目はあるのかな?


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

独自記事

詐欺師か?ただの無能経営者か?行橋が生んだ経営者一家 村田晃士を追及する(第5弾)

株式会社ブランニュープランニングの終りの始まりが来た。 民事再生という逃げ道をとった村田晃士氏 登記簿(関税人の名前消して) 3月末に動きがあった。私共データミックスの情報が嘘ではないことを証明した内容だ。(株)ブランニ […]

コメントなし

詐欺師か?ただの無能経営者か?行橋が生んだ経営者一家 村田晃士を追及する(第4弾)

2024年、石川県能登半島での大地震から始まってしまい、衝撃的な令和六年のスタートに不安を感じたが、被災者の皆さんの行動力や頑張りに胸を打たれながらの2ヶ月でした。特に心苦しいのがこんな大変な状況なのに発生してしまうのが […]

2 comments

詐欺師か?ただの無能経営者か?行橋が生んだ経営者一家 村田晃士を追及する(第3弾)

今年も残すところあとわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 アメリカは大谷翔平選手移籍の話題で盛り上がる中、わが国では政治家の裏金問題が岸田政権を揺るがす事態となっています。 今から来年のことが心配になっている […]

コメントなし

詐欺師か?ただの無能経営者か?行橋が生んだ経営者一家 村田晃士を追及する(第2弾)

2023年ももうすぐ終わる。 年末に向けて慌しくなる中、私は取材と周りの情報収集に走り回った。 「この人は信用できない。」 こんな声をたくさん聞く。 そう、村田晃士氏のことだ。 きちんとやっていそうだが 「中身はなんにも […]

1件のコメント

詐欺師か?ただの無能経営者か?行橋が生んだ経営者一家 村田晃士を追及する

世界中で猛威を振るった新型コロナが国内では5類に移行し、街も日常を取り戻しつつあるが、それに伴い様々なトラブルも増えてきているようだ。 福岡、天神に本社を置く「㈱ブランニュープランニング」という主に飲食店の内装やロゴ作成 […]

2 comments

独自記事一覧

石川の一撃

「NetIB News」「データマックス」は善か悪か?信念か金か?ゴルフ場を巡る攻防「尾崎朝樹氏・田原司氏と児玉氏との関係性は?」(第11弾)

中国で発生した新型肺炎は終息する兆しがなく、世界中で猛威を振るいつつあります。 暖かい季節になってきましたが、読者の皆様も健康管理など、くれぐれもご留意ください。 前回、ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(以下クイーンズヒル […]

4 comments

「NetIB News」「データマックス」は善か悪か?信念か金か?ゴルフ場を巡る攻防「田原司氏と児玉氏との関係性は?」(第10弾)

温暖化と言われる時代ですが、やはり寒い季節ですね。 読者の皆さん風邪など引かないようにしてくださいね。 児玉氏の毎年の様にお友達と行われるマックスゴルフコンペ動画を見て 貴殿のスイングに目を奪われましたよ。 それに加え「 […]

1件のコメント

「NetIB News」「データマックス」は善か悪か?信念か金か?役員構成変更そして今後のI・Bは?(第9弾 後編)

豪雨、台風と今年も不安定な夏でしたが、やっと涼しくなってきました。 東京五輪もいよいよあと1年となりましたが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。 (取締役 児玉崇氏) 前回はデータ・マックス社の度重なる役員構成変更に […]

コメントなし

「NetIB News」「データマックス」は善か悪か?信念か金か?さらなる役員構成変更の意図は?(第9弾 前編)

梅雨が明け真夏日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? 昨年にも増して暑さが厳しく感じられますね。 しばらく酷暑は続きそうですが、読者の皆様もお体に気をつけてお過ごしください。 さて、昨年も報じてきた「データ・マ […]

コメントなし

「NetIB News」「データマックス」は善か悪か?信念か金か?(第8弾 後編)

後編 「役員構成変更に見え隠れする児玉氏の未来図とは」 前編に続いてデータ・マックスグループの役員構成について考えた。 ※同役員構成については、「NetIB News」「データ・マックス」は善か悪か?信念か金か?(番外編 […]

1件のコメント

石川の一撃記事一覧

Copyright© 2017 データミックス All rights reserved.