元従業員ら一部運航再開へ 五島産業汽船、離島便の新会社設立
- 企業・経済
- 2018年10月16日
長崎・五島列島と長崎市などを結ぶ便を運航する「五島産業汽船」(長崎県新上五島町)が経営難で全便休止したことを受け、元従業員らが一部の航路再開を目指していることが15日、分かった。既に新会社を設立済みで、県内の経営者などから計1500万円の出資金を集めたという。
新会社の藤原圭介社長らが同日、長崎県庁で記者会見した。名称は「五島産業汽船」を引き継ぐ。旧会社から高速船1隻と新上五島町のターミナルを購入し、九州運輸局に長崎-鯛ノ浦(新上五島町)航路を引き継ぐ申請をした。100万円程度の予約客への払い戻しなどは、新会社が全額負担するという。
新会社は従業員20人で、長崎-鯛ノ浦以外の再開は未定。藤原氏は「多くの町民が一日も早い復活を求めている。不安もあるが、力を合わせて取り組む」と述べた。
一言コメント
行政も支援してあげてね。
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