インドでライオン大量死=希少種、ウイルス原因か
- 国際
- 2018年10月7日
【ニューデリー時事】インド西部グジャラート州にあるギル国立公園の野生動物保護区で、希少種のインドライオンが大量死し、原因としてウイルス感染が疑われている。
地元紙タイムズ・オブ・インディアによると、3日までの約3週間で少なくとも23頭が死んでおり、当局が対応に苦慮している。
インドの国立感染症研究所などは5日、「23頭中少なくとも5頭が犬ジステンパーウイルス(CDV)に感染していた」と発表。他のライオンの死因についても調査を進めている。
AFP通信によると、CDVは1990年代にタンザニアで猛威を振るい、ライオン約1000頭が死んだ。ライオン以外にも感染する恐れがあることから、州当局はワクチンを取り寄せ、保護区周辺で飼育されている牛などへの接種を急いでいる。
インドライオンは密猟などが原因で激減。野生では、同保護区で500~600頭が生息するのみとなっている。
一言コメント
インドで野生ライオンとはちょっと意外。
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