台風25号は沖縄に今夜以降最接近 西日本から東日本も前線の影響で広く雨
- 政治・経済
- 2018年10月4日
きょうは、西日本と東日本で雨となり、気温はきのうより下がる所が多い。また、沖縄地方には今夜遅くからあすの朝にかけて、台風25号が強い勢力でかなり接近する見込みで、暴風や高波、大雨に警戒が必要となる。
4日(木)午前5時現在、台風25号が接近する沖縄地方や、前線に近い九州南部・奄美付近で雨脚が強まっている。台風の接近や前線の活発化に伴って、このあとも非常に激しい雨の降るおそれがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに警戒が必要だ。
また、前線の北上に伴い、西日本・東日本でも太平洋側からだんだんと雨の範囲が広がっていきそうだ。夜になると西日本は日本海側にも雨の範囲が広がる。
東日本では日中、雨の止み間があるものの、関東や東海など太平洋側を中心にあすにかけて弱い雨が降ったり止んだりとなりそうだ。これらの地域ではお出かけの際に雨が降っていなくても傘を持っておくと安心だ。
日中の最高気温は23℃前後で、全国的にきのうより下がって平年並みか平年よりやや低い気温となる見込み。大阪や名古屋ではきのうより5℃程低い予想だ
朝晩は20℃を下回る所も多いため、雨に濡れて身体を冷やさないように注意したい。
大型で強い台風25号は今夜からあす朝にかけて沖縄地方に最も接近する見込み。暴風や高波に厳重に警戒するとともに大雨にも警戒が必要だ。
6日(土)には西日本でも九州北部地方を中心に大荒れの天気となるおそれがある。その後、台風は進路を東よりに変えて北上する見込みで、予報円の中心を進んだ場合は日本海を通る予想となっている。
ただ、台風の進行方向右側では風が強まる特性があることから、今回も広い範囲に暴風をもたらす可能性がある。今後も最新の台風情報に注意するとともに、停電時の備えなど台風対策を早めにしておきたい。(気象予報士・野口琢矢)
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