苫東厚真4号機が再稼働=供給余力2割―北海道電
- 企業・経済
- 2018年9月25日
北海道電力は25日、地震の影響で停止していた苫東厚真火力発電所4号機(厚真町、出力70万キロワット)が午前3時に再稼働したと発表した。点検を終え、同1時40分ごろに復旧した知内火力発電所2号機(知内町、35万キロワット)と合わせ、地震前のピーク需要を20.4%上回る供給力を確保した。
停止した苫東厚真全3基のうち最大出力の4号機と知内2号機が再稼働したことで、北海道電の供給力は461万キロワットに拡大し、自前の供給力で余裕を持ってピーク需要(383万キロワット)を賄える。これ以外に、緊急時は本州から最大50万キロワットの電力を送ってもらうことなどが可能だ。
同社は今後、最大需要が500万キロワットに上ることもある厳冬期を控え、例年通り無理のない範囲で節電に取り組むよう道民に呼び掛けていく考え。
苫東厚真4号機は地震でタービン設備から出火したが、内部の損傷は想定より軽微だった。試運転も順調に進んだため、当初11月以降としていた再稼働を1カ月以上前倒しした。
一言コメント
冬までに何とかなってよかった。
コメントする