1700万円横領疑い 社福法人元理事長に告発状 福岡県水巻町
- 不祥事
- 2018年9月16日
福岡県水巻町で保育施設を運営する社会福祉法人「なおみ会」の元理事長が運営委託費を私的流用した問題で、約1700万円を着服して法人に損害を与えたとして、業務上横領などの疑いで元理事長に対する告発状を県警折尾署に町が提出したことが14日、分かった。告発状は12日付。
関係者によると、会計責任者でもあった元理事長は、在任中の2012年1月~17年3月ごろ、約150回にわたり、金額を水増しした領収書を業者に出させ、実際の支払額との差額を着服するやり方で約1700万円を横領し、法人に損害を与えた疑いがある。
町によると、法人の保育園運営には国、県、町が毎年2億円を超す運営委託費などを補助。美浦喜明町長は14日午前の町議会文厚産建委員会で「法人資産は税金で構成されており、私的流用は断じて許し難い」と告発理由を述べた。
なおみ会は西日本新聞の取材に「理事会は一新されており、捜査には全面的に協力する」としている。
なおみ会を巡っては、17年2月、元理事長による約210万円の私的流用が県と町の特別監査で発覚。第三者委員会の調査では、水増し請求書による着服と私物購入で計約2300万円の私的流用の疑いが指摘されている。
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