日本酒「獺祭」復活=豪雨後の仕込み、全国へ―山口
- 企業・経済
- 2018年9月14日
7月の西日本豪雨で被災し、日本酒「獺祭」の出荷を見合わせていた旭酒造(山口県岩国市)は13日、豪雨後の同月末に仕込んだ商品の出荷を再開した。約1万4000本を全国の酒販店を通じ、復活を待ちわびるファンに届ける。
販売本数が最も多い「獺祭 純米大吟醸50」(720ミリリットル)を、全国約570店舗へ1店舗につき2ケース(計24本)限定で出荷を始めた。
桜井一宏社長は報道陣に対し「ようやく出荷でき、ほっとした。『楽しみにしている』というお客さんの声が力になった」と語った。来週にもほぼ全ての商品を出荷できるという。
旭酒造は、豪雨の影響で酒蔵が停電し、仕込んでいたもろみの発酵温度を制御できなくなり、酒造りを一時中断。このもろみから造った酒は「通常の『獺祭』の品質基準に届いていなかった」(同社)ため、別の商品名で安く販売し、売り上げの一部を被災地支援に充てることにした。人気漫画シリーズ「島耕作」をラベルに描いた「獺祭 島耕作」として売り出し、約58万本を完売した。
一言コメント
こっちはスピード復活だ!
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