マケイン氏葬儀、オバマ氏ら参列=トランプ政権への批判相次ぐ―米
【ワシントン時事】8月25日に81歳で死去した米共和党重鎮、ジョン・マケイン上院議員の葬儀が1日、ワシントン大聖堂で営まれ、ブッシュ(子)、オバマの両大統領経験者らが参列した。
マケイン氏が生前、激しく対立したトランプ大統領は招かれず、参列者からは名指しこそ避けたものの、トランプ政権への批判が相次いだ。
2008年の大統領選で共和党候補のマケイン氏と対決したオバマ氏は、追悼の辞で「わが国の政治や演説が偏狭で意地悪なものとなり、大げさな言葉や侮辱、人為的につくられた怒りを伝えている」と強調。そうした政治が恐怖から生まれたと指摘し「それより大きなもの、良いものとなるよう、ジョンはわれわれに求めた」と語った。
00年の大統領選でマケイン氏と共和党候補指名を争ったブッシュ氏は「ジョンは権力の乱用を何より嫌い、偏狭な人物や威張った暴君に我慢がならなかった」と述懐。マケイン氏との競争が「私を(大統領として)より良くしてくれた」と振り返った。
娘のメーガン・マケインさんは、トランプ氏の選挙スローガン「米国を再び偉大に」を念頭に「ジョン・マケインの米国を再び偉大にする必要はない。米国は常に偉大だったからだ」と訴え、喝采を浴びた。
トランプ氏はこの日、選挙スローガンの頭文字をプリントした帽子をかぶり、ゴルフ場で週末を過ごした。ツイッターでは、ロシアによる米大統領選介入疑惑の捜査を指揮するモラー特別検察官や、連邦捜査局(FBI)、クリントン元国務長官への批判を繰り広げた。
一言コメント
大統領は出なかったんだね。
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