三菱マテリアルのグループ会社捜索…東京地検
非鉄金属大手の三菱マテリアル(東京)のグループ5社による製品の検査データ改ざん問題で、東京地検特捜部が、複数のグループ会社を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で捜索していたことが関係者の話でわかった。特捜部は、三菱マテリアル本体も関係先として捜索しており、グループ会社の担当社員らから任意で事情を聞くなどして捜査を進めている。
日本のモノ作りへの信頼を揺るがすデータの改ざんは、大手企業で相次いで発覚している。特捜部は先月、検査データを改ざんしたとして、法人としての神戸製鋼所を同法違反で起訴しており、三菱マテリアルグループによる不正も神戸製鋼に続き刑事事件に発展した。
三菱マテリアルは昨年11月以降、「三菱電線工業」(東京)、「三菱アルミニウム」(同)、「ダイヤメット」(新潟)、「三菱伸銅」(東京)の4子会社と、三菱アルミニウム子会社の「立花金属工業」(大阪)が製品の検査データをそれぞれ改ざんしていたことを相次いで公表した。
一言コメント
不正のオンパレードや!
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