広島の土砂、4年前災害の8倍流出…西日本豪雨
- 政治・経済
- 2018年8月2日
西日本豪雨による土砂災害が多発した広島県南部で、土石流などで流出した土砂の総量が少なくとも400万立方メートルに上ることが国土交通省の推計で分かった。広島土砂災害(2014年)の8倍、東京・伊豆大島の土砂災害(13年)の23倍にあたり、復旧作業の大きな妨げになっている。
今回の推計は、広島県坂町や熊野町、広島市安芸区などの県南部が対象。国交省の依頼を受けた測量会社「パスコ」(本社・東京都)が、被災後の7月19日に撮影された人工衛星の画像から土石流や崖崩れなどの発生箇所を判定し、面積などから土砂の量を400万立方メートル以上と算出した。
大型ダンプカーに換算すると約80万台分に相当し、77人が亡くなった広島土砂災害の50万立方メートルや、計39人の死者・行方不明者を出した伊豆大島土砂災害の17万5000立方メートルを大幅に上回る。
一言コメント
復旧も長期化しそう。
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